赤ちゃんが泣き出して今すぐにでもミルクを飲ませてあげたいのに今から作らなければ!という状況って経験ありませんか?
泣いている可愛い我が子に声をかけながら慌ててお湯を沸かして、調乳して、そして冷まして・・・
ミルクが冷めるまで待つのも本当につらい時間ですよね。
しかもミルクを持って外出するのも大荷物で大変です。
飲む分の清潔な哺乳瓶、熱湯、冷ます用のお水・・・
そんなお悩みの救世主、液体ミルクが2018年8月8日日本での製造販売が解禁になりました!
液体ミルクの存在を今まで知らなかったという方もいるかと思います。
今回はそんな液体ミルクのメリットデメリット、購入方法についてまとめてみました。
どんな液体ミルクを選べばいいのか、基本的なおすすめ液体ミルクをタイプ別に厳選しましたので参考にしてみてください。
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日本製の液体ミルクは現在1種類のみ!日本製にこだわりたいならこれ一択です。
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液体ミルクとは
名前の通りすでに液体になって販売されているミルクです。
ペットボトルや紙パックに入っていて、開封するだけですぐに飲ませることが出来ます。
粉ミルクのように、哺乳瓶を消毒したり作ったミルクを冷ますという手間も必要ありません。
綺麗な水の確保や消毒などの衛星管理が難しい状況でも手軽に利用できるので熊本地震の際の救援物資として届けられるなど、災害利用でも注目を浴びました。
赤ちゃんを待たせることもないし、ミルクを作るのが難しい状況でも手軽に利用できる!素晴らしい!
もうこの時点でメリットしか浮かばないのですが、メリットとデメリットを改めて確認したいと思います。
液体ミルクのメリット
- 常温保存ができる
- 長期保存可能
- 災害時にも安心
- 水や容器の準備・消毒がいらない
- 開けてすぐ飲めるので手軽
- 面倒な粉ミルクを作る手間が省ける
液体ミルクは開けてすぐに飲ませることができる手軽さが一番の魅力だと思います。
赤ちゃんを泣かせる時間が短くて済むというのはとてもありがたいですよね。
それに調乳の手間がないのでいつも安定した美味しいミルクをあげられます。
焦ってミルクを作って、いつもよりついお湯が多すぎたり少なすぎたり冷ましすぎたり熱かったりしてしまう事態が避けられます。
普段ミルクを作り慣れていない人でも簡単にミルクを用意できますね。
液体ミルクの賞味期限
数あるメリットの中でも、特筆すべきは衛生面!自分で調乳するとどうしても殺菌消毒などを完璧にするのは難しいですが、液体ミルクは無菌状態でしっかりパックされているものをそのまま無駄に空気に触れさせたりせずに与えられるのでとっても衛生的です。
衛生的に処理されているため、液体ミルクの賞味期限は常温で1年ほどという長期保存が可能となっています。
試験では、加熱処理で殺菌後、常温で長期間保存したが、微生物や細菌の存在は確認されず、乳児に必要な栄養成分が残ることも分かった。賞味期限は、金属缶やレトルトパウチの場合は9~12か月、紙パックは6か月を想定している。
賞味期限が長いとどうしても保存料や添加物がてんこ盛りなのでは?と考えてしまいますが、液体ミルクは無菌状態で密閉しているため長い期間安全に保存できるんですね。
液体ミルクのデメリット
- 日本国内で販売していないため手に入りにくい
- コストが高い
利用者側のデメリットとしては国内販売がないため手に入りにくいことと、個人輸入しなければいけないため値段が高くなってしまうことです。
海外では当たり前に使われているものなのに、どうして日本では販売されていないのか・・・。
追記:2019年3月、とうとう日本でも液体ミルクの販売が開始されました。
ただし、紙パック式のため別途哺乳瓶が必要になってしまうなど不満も多い様子。
さらなる改良に期待ですね!
乳児用液体ミルクが今まで日本で販売されなかった理由
今まで日本では、乳児用ミルクの規格が「粉」しかありませんでした。
乳及び乳製品の成分規格等に関する省令で液体での乳児用ミルクの規格が定められていなかったため「乳児用ミルク」と称して液体で販売することができなかったのです。
乳及び乳製品の成分規格等に関する省令では、乳児用粉ミルクである「調製粉乳」は定義されているが、液体ミルクに関しては定義されていない。従って、欧米では主流である牛乳を主成分として製造された乳児用液体ミルクは、日本国内において製造および販売されておらず、流通していない。
――なぜ日本では、乳児用のミルクとして、粉ミルクしかないのですか
乳児用ミルクの規格が「粉」しかないからです。乳製品については、厚生労働省の「乳等省令」という省令によって、それぞれ規格が定められています。乳児用ミルクについては、「生乳、牛乳もしくは特別牛乳またはこれらを原料として製造した食品を加工し、または主要原料とし、これに乳児に必要な栄養素を加え粉末状にしたものをいう」と定義されています。
また、最低限入れなければならない成分が決まっていますし、容器についても規定があります。そのため、これまでは粉ミルクしか製造・販売できませんでした。
さらにコストの問題もあります。
液体ミルクは牛乳のように全世代に広く飲まれる飲み物ではなく、あくまでも原則は乳児のみが対象となります。そうすると全人口に対して割合はとても低くなるため安定した流通を確保するのが難しいという課題があります。
利用者的にはめちゃくちゃ欲しい売ってくれ!と思うけれど、企業的にはなかなかハードルが高かったんですね。
赤ちゃんに与えるものだからやっぱり衛生面も栄養面もきちんとしなくちゃいけないし、高い技術が必要なわりに必要な期間は乳児期だけ。
なんとなくわからなくもない・・・。
2018年8月8日、日本でも液体ミルクの製造販売が解禁に!
技術面や流通コストでの課題が多くなかなか進まずにいた日本での販売ですが、とうとう2018年8月8日に乳児用液体ミルクの国内製造販売解禁が決定しました!
乳児用液体ミルク、8日解禁 市販までは1年以上:朝日新聞デジタル
災害利用や忙しい子育ての手助けに日本での販売を待ち望む声は多く、署名などの市民活動が続けられてきた乳児用液体ミルク。やっと国内販売の一歩を踏み出したところです。
しかし、店頭で買えるようになるにはおよそ1年ほどかかる見込みとのこと。
(追記:2019年3月にグリコから乳児用液体ミルクが発売になりました!)
日本ではまだ発売されたばかりで、選択肢があまりないですよね。
パッケージも紙パックのため別途消毒済みの哺乳瓶が必要なため、不満の声も多いようです。
日本製液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」のデメリット
手軽さ、衛生的であることが液体ミルク最大のメリットだと思いますが、現状ではアイクレオ赤ちゃんミルクは紙パックでの販売となります。
一応ストローが付いてくるのですが、長さの短いもののため移し替え用なのかな?という感じ。
最悪の場合は親が口に向かって流し込むことはできますが、やっぱり乳首をつけてほしい・・・・!
災害時や外出用にと思って購入しても、結局消毒済み哺乳瓶が必要になるのでちょっと不便かなあと思います。
あとは常温で飲めるとのことですが、やっぱり温めないと飲まない場合が多いので結局哺乳瓶に移し替えて湯煎する手間はありました。まあこれはどのメーカーでも言えることかな。
赤ちゃんなりに味の好みもあるし、色々なメーカーから発売されると飲み比べできるんだけどなあ。ということで今後に超期待です。
今は日本製は1種類しか発売されていないため、選択肢が非常に少ないですが
今現在オススメの液体ミルクを選ぶなら、通信販売で海外製の液体ミルクを購入することができます。
液体ミルクはどんな時に使う?おすすめの使い方
液体ミルクはどういう時に使うのか、おすすめの使い方をご紹介します。
災害の備えとして
衛生的な水や消毒済みの哺乳瓶などが用意しづらい環境でとても役立ちます。
普段は母乳の場合でも、非常時にいつも通り授乳できるとは限りません。
液体ミルクは長期間常温保存ができるので、1パック用意しておくと安心ですよ。
旅行や長時間の外出の時に
外出も長時間になると、何本も哺乳瓶を用意したり湯冷ましと熱湯を持たなければいけなかったり大変ですよね。
液体ミルクなら荷物を減らせますし、衛生面でも安心です。
調乳できるベビールームを探さなくても良いので、赤ちゃんを待たせる事もなくなります。
サッと用意できるため泣かせる時間が少なくて済むので、外出先ではとても重宝しますよ!
母親が体調不良でワンオペ!などの事態に備えて
体調不良の時に、何度も夜中調乳のために台所へ立つのは大変ですよね。
哺乳瓶を洗う手間、消毒する手間、熱湯で調乳して冷まして適温にする手間などが省けるため、少しでも身体を休めたい時にはかなり助けになります。
普段ミルクを作り慣れない人に世話をお願いするときも安心です。
災害時の備えも兼ねて、試しに1パック家にあれば安心ですね。
液体ミルクの購入方法
今すぐ液体ミルクを購入する方法をご紹介します。
まだ日本製の液体ミルクは製品化されているものが1種類しかないため、こだわりたいのであれば海外製品を個人輸入することになります。
個人輸入と聞くと難しそうですが通販で普通に購入できますよ。
液体ミルクはAmazonで買える?
海外製の液体ミルクも、以前はAmazonでも取り扱いがあったようですが、2019年2月現在では販売されていないようです。液体ミルク用のニップルのみ販売していますが、本体は買えないみたい・・・
ではどこで購入できるのかというと、乳児用液体ミルクは楽天やYahoo!ショッピングで購入することができます。
ちなみに、日本製の「アイクレオ赤ちゃんミルク」はアマゾンでも購入できますのでチェックしてみてくださいね。
どれを買えばいい?液体ミルクの選び方
液体ミルクを購入する場合にチェックすべきポイントは、月齢と赤ちゃんの体質です。
基本のスターターパックが無難ですが、乳糖不耐症の赤ちゃんやオーガニックにこだわりのある家庭、大きめですぐにお腹が空いてしまう赤ちゃんはそれぞれに合った液体ミルクが販売されています。
以下に代表的なおすすめミルクを紹介します。
今買えるおすすめの乳児用液体ミルク5選!
日本で手軽に入手できる乳児用液体ミルクのメーカーで有名どころがSimilac(シミラック)、Aptamil(アプタミル)です。
それぞれの比較とおすすめの乳児用ミルクを厳選してご紹介します。
種類が豊富!Similac(シミラック)
シミラックは90年以上の長い歴史のある老舗のメーカーです。
アメリカの病院でも使用され高い信頼度を誇る国際ブランドとなっています。
オーガニックなどの種類が豊富なのもポイント!
一番人気!Similac シミラックプロアドバンス
シミラックの液体ミルクの中で一番人気の商品です。
限りなく母乳に近づけて作られており、赤ちゃんの自然免疫を高める作用があるとして知られるオリゴ糖が加えられています。
DHAやビタミンEなどの栄養素も豊富で、乳児の脳や目の発達をしっかりサポートしてくれます。
対象年齢:新生児〜12ヶ月
乳糖不耐症やお腹の弱い赤ちゃんには Similac シミラックプロセンシティブ
乳糖不耐症やお腹の弱い赤ちゃん用に作られたタイプです。
DHAやビタミンEなどの発育に必要な栄養素はしっかりと入っています。
対象年齢:新生児〜12ヶ月
こだわりのオーガニックミルク Similac シミラックオーガニック
日本でもおなじみのダノングループ!Aptamil(アプタミル)



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